まさか僕がうつ病になるなんてっていうのが、率直な感想です。
昔から、身体を動かすのが好きで、サービス業にも従事していて、お客さんからクレーム等ですごく怒られたりする事もあったけど、そんなに引きずるという事も無かったから、テレビのニュースや情報番組で、うつ病で休職するサラリーマンや教員が過去最高になった、なんていうのを聞いても僕には「本当に生きにくい世の中になって来たもんだなあ」ぐらいにしか感じませんでした。
ブラック企業やモンスターペアレントが増えて来たからうつ病患者も増えてるんだなと、他人事でした。
僕の場合は、環境の変化が一番の要因でした。
前の会社では結局8年ぐらい働きましたが、入社してから2年ぐらいで主任、小さい会社でしたので、5年ぐらいで工場長に昇格していました。
役職が上がるにつれて、責任や仕事量も増え、全体を見ないと行けない、決められた作業を期日までに終わるように段取りを組んで、それを各部署と連携を取って、うまく回るようにするなど、色々とやらないといけない事が激増しました。
しかも、僕が勤めていた所は、女性比率がとても高くて、従業員同士で本当に感情的によく揉めていました。(;´・ω・)ウーン・・・
なんかイヤな事とかは、工場長だったからか、けっこう回ってきて、怒ってる人をなだめたり、逆ギレされたり、自分の仕事量もかなりある中で、本当に大変でした。
それらを全てうまく回るように完璧に段取りをしないといけない、僕がしっかりしないといけないという気持ちで仕事に取り組んでいたのが、今となっては思いっ切りいけない事だったということを後に知る事になります。
工場長になって何年かしたあたりから、頭痛と肩こりが異常なほどのキツくなってきて、立っていられないぐらいの状態になったり、動悸が激しくなってうずくまってしまったり、頭痛と肩こりが酷すぎて、頭の中で文章を組みたてて話す事が困難な時さえもありました。
その時は、もともとちょっと肩こり持ちだった事もあって、肩こりが酷い事から来る、身体全体の変調・不調だろうと思っていたので、その当時は筋トレしたりウォーキングしたりしてリフレッシュしたら、きっとまた回復するだろうと思っていました。
サプリや栄養素、食品で頭痛や肩こりに効果のあるものもヒマさえあれば探していました。
けれど、結局良くなる事はなくて、金曜日仕事が終わって、タイムカードを押して会社の玄関を出る時に全てから解放されるような解放感を感じていました。
でも、土日の休みも全然楽しいと思えず、結局何もしないまま日曜日が終わって、憂鬱な気分でまた月曜日を迎えるという時間を過ごしていました。
ゴールデンウィーク明けの出勤日に身体と気持ちが動かなくなりました。
そして、昨年のゴールデンウィーク明けの日、出勤しないといけないという気持ちにはなっていたのですが、どうしても行動に移せない、会社に行けないようになってしまって、その日は会社を初めて休んでしまいました。
何かおかしいと思って、近所の心療内科に行って診てもらったら、うつ病だと診断されました。
薬を処方してもらって、それでなんとかやっていますが、元気な頃と比べたら、覇気というか元気が全然出なくて、本当に抜け殻みたいに感じる事もあります。
結局、その後も踏ん張って、薬を飲み続けながら1年半ほど会社に居ましたが、それ以上続けるのは無理だと思い、辞める事にしました。
これ以上続けたら、本当に家庭にも迷惑をかけることになると思ったからです。
もし、毎日しんどい、その原因が会社にあると思えるのであれば、すぐに離れるべきだと思います。
会社にとってあなたの代わりは居ますが、家庭にとってあなたの代わりは居ないのですから。
どういう人がうつ病になりやすいの?
誰でもうつ病になるかもしれないそうですが、うつ病になりやすい人の特徴というのはあるそうです。
僕は、うつ病になってから、いろんなホームページでうつ病について調べてみましたが、
うつになりやすい性格の特徴としては、
まじめで・責任感が強く・完ぺき主義で・人からの評価も高く・道徳観も強い人などに多いといわれています。
人からの依頼を断れずに、たくさんの仕事をかかえ込んでしまったり、柔軟に臨機応変な対応が出来ずに自分を追い込んでしまったり。結局は、ストレスをため込んでしまって、こころのバランスを崩してしまうこともあるようです。
しかし、これらの特徴がなくてもうつ病になることはあります。「自分は楽天的だからうつ病にはならない」というわけではありません。早めに自分のこころと身体の信号に気づけたらいいですね。
引用元:うつ病になりやすい人の特徴はあるの? | 八王子メンタルクリニック
とありました。
全部当てはまっていました。…トホホ( ×ω× ;)
いろいろと厳しい家庭で育ってきたので、小さい頃から完璧主義で物事に取り組んできていました。
そのへんから、もう予備軍になってしまっていたわけですね。
どうやってうつ病を治そうかと模索する日々。
うつ病って一度なると、完治っていうのが難しいらしくて『寛解』という表現になってしまうらしいです。
うつ病の治療では完治ではなく、「寛解」という概念を使う。寛解とは、病状が落ち着き、日常生活に問題がない状態にまで回復したことを指す。がんの治療でよく使われる言葉だ。つまりうつ病の治療は、「病気の消失」がゴールではないのだ。
驚くべきことに、うつ病治療では「完治を目指してはいけない」。支障なく日常生活を送ることができる寛解を目指すのが正しい治療である。「正常な状態に戻ろう」という過剰な焦りは何の利益もないことになる。
引用元:あの人がうつ病から抜け出せない最大の理由 | 健康 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
それを知った時は、我ながら大変な病気になったもんだな…と思いました。
骨折や風邪のように治ったっていう表現が使えない病気とかって…。ガ―(´・ω・|||)―ン!!
じゃあ、この頭痛も肩こりも身体の重だるさも、いやいやそれ以上にこの何事に対しても意欲の湧かない状態がこの先ずっと続くってこと!?ってなりますよね。
なんとかして治したい、普通の生活に戻ってやるんだ!っていう気持ちのもと、今は必死こいて頑張ったり、ガス欠になったりしてます。
今は、インターネットでいろいろな情報を手に入れられる時代だから、うつを克服した人や、これが効果あったよっていう方法を試してみようと思います。(ง •̀_•́)ง
万人に効く改善法なんて無いだろうから、規則正しい生活をベースに、無理せず治していきたいと思います。
そして、僕には効果があった事をブログで発信していきたいと思っています。m(_ _)m
あと、くれぐれも今現在、仕事でしんどいと思っていて、休日も何もする意欲が無い、好きだった事にも手が付かない、うまく睡眠が取れない等など、自分ってひょっとしたらうつ病になりかけなんじゃないかと思った人は、本格的にヤバくなる前になんとか考えた方が良いです。
うつ病になってしまってからだと、本当に何をするにもしんどく感じるし、なによりも治すのが難しい病気です。
社会人として働いていて、「しんどいな」とか「なんか無理してるな…」って感じるようであれば、一度立ち止まってよく考えて自衛の策を考えてくれることを切に願うだけです。